将棋の勉強法だけが
学校の勉強に効果があるというワケではないでしょう。
どんな分野であれ、
一定のレベル以上になることは難しいので
上のレベルにある人は
その人の潜在能力とともに
才能を生かす方法を知っているということでしょう。

ただ、孫悟空が筋斗雲で
いくら遠くまで行った積りであっても
お釈迦様の手のひらの上であったように
指導方法も、
センセーと呼ばれる立場にある私が
知っていることをもとにするしかありません。

前回にも書いたように
新しい指導法のヒントが将棋にあったので、
将棋の関わりについて触れないワケにはいきません。

私が将棋を覚えたのは
小学1年生の頃です。

毎日学校が終わると、
友達と野球ばかりしたものですが、
家では毎日とはいかなくとも
父とよく盤を挟んでいたように思います。

小学2年生くらいになると
地元の市民祭りの一角に
将棋のブースがあり、
そこで、同世代の子供や
オジサンたちと指していた記憶があります。

小学4年生になると
学校でクラブ活動も始まりましたが、
将棋中毒に罹り始めていたのかもしれません。
私は迷わず囲碁将棋クラブに入ったのです。

もうその時には
同世代の人や
ちょっと将棋が好きなオジサンには
負けなくなっていましたが、
これは将棋少年にはよくある話です。

転機は小学5年生の12月です。
母親がタウンページで調べて電話をかけた先は
将棋盤を販売している会社でした。
そこの社長さんが教えてくれたのは、
高島将棋道場という
阿倍野にあった将棋道場だったのです。