「僕は友達が少ない」
「ウチの子は一人で遊んでばかりいる」
そういった話を最近続けて聞きました。
友達が少ないのなら、
友達の少ない人に相談するのがイチバンです。
そういった点では私に相談するのは正解です。

ただ、どこからが友達で、どこから友達でないか
その判断基準は難しく思えます。
毎日会うからといって、それが友達かと言えば、
単なるお喋り仲間かもしれません。
大人になると、仕事上での付き合い、
ママ友もその実、子供同士が友達だから親同士も
親交があるのかもしれません。
全ての面において気が合って

どんな話でもできる相手というのは探すのが難しいです。
だからこそ、もしそういった相手がいれば
得がたい友といえます。
私が今でも記憶しているのは
小学校4年生の時の授業中のことです。
「友達の名前を書いてください」と担任の先生から言われたのです。
私はその一時間、考えました。
「友達って、なんだろう」
きっと、名前を書いた紙は
あとで先生がご覧になるのです。
書かれた名前を見て、
この子とこの子は仲がいい、なんて先生は御判断するのだろう。
もし、僕が名前を書いたA 君が
反対に僕の名前を書いていなかったら
一方通行の友情ということになってしまう。
それは恥ずかしいな、と考えているうちに時間はどんどん経ち、
チャイムが鳴る寸前に、
私は学校が終われば毎日のように遊んでいた二人の名前を書きました。
その後、学期末に懇談があり、
先生が「山本君は2人しか名前を書いていなかったけれど、
他の子たちは山本君の名前を書いていました」と仰っていたと母から聞かされ、
「本当の友達ってそんないないと思うのに、
みんなよく名前を書いたんだな」
と思って反対にびっくりしてしまいました。
今から考えると、ヒネくれた少年だったのでしょう。
 
小学校や中学校、高校、大学でさえ、
話し相手がいないから友達が少ないと考えるのは早とちりの可能性があります。
もし話す相手が欲しいけれど、
話相手がいなければ自分と話すことも悪くありません。
何か熱中できるモノがあれば
その対象が人であったり、趣味であったりいいと思っています。
またそういった子供を見ていると、

学力ではなく、知的レベルが高くて周りと合っていないから
馴染めていない可能性があるとも思います。
 
色々な人とうまく付き合っていくことはとても大切です。
大家族であれば、対人関係も小さい時から身につけやすいでしょうが、
そういうわけにいかないことも多いでしょう。
年をとるにつれ、人と交流する機会はどんどん増えてきます。
その中で、
考え方が似た人がいれば、
それは年齢に拘らず友達といえるのだと思います。