中学生が歴史で習う陸奥宗光ですが、
彼と同じく外交官になった息子に伝えた言葉です。
頭の片隅に留めておきたい言葉です。

諸事堪忍すべし、堪忍の出来る丈は必ず堪忍すべし、堪忍の出来ざる事に会すれば、

決して堪忍すべからず。

事の失敗に屈すべからず、失敗すれば失敗を償う丈の工夫を凝すべし。

名誉は実力にて取り得べく、僥倖に求め得べからざるものと知るべし。

人より少なく労苦して人より多くの利益を得んとするは、所謂薄志弱行の徒の所為たり。

人生には危険なる事多し、避け得られるる丈は之を避くべし、其の避けられざる場合、

又避け得らるるも避けては一分相立たざる場合には、

如何なる危険をも之を避くべからず。

臥寝睡眠を催さず、又は旅中舟車の間所為なき時は、胸裏に何なりとも一つの問題を設けて研究し置くべし、他日其問題が実地入用となる時、大いに都合よき事あるべし。